コヒレント,小型半導体レーザー4kWモデルを発売

米コヒレントは6月1日,コンパクト設計で,高出力,ファイバーデリバリータイプの半導体レーザーシステムの新製品「HighLight DL4000HPR」を発売した(ニュースリリース)。

この製品は,電源システムおよび制御システムを内蔵しており,非常にコンパクトで19インチラックへの搭載が可能。そのため自動車や半導体の製造現場など設置スペースが非常に重要となる応用に適している。さらに,間接水冷式半導体レーザーを使用しているため,高純度精製水(脱イオン水)や専用のDIカートリッジなどの設備が不要で導入しやすい。また45%と高い変換効率を実現し,低エネルギー消費,低運用コストを実現している。

発振波長は920nm~1100nmで,最大4kWの出力,着脱可能な1000μm径のデリバリーファイバーにより,出力用のファイバーやビームシェーピング/フォーカス用光学系,コネクターなど多様な組み合わせを可能としている。また,ターンキーシステム,およびOEMコンフィグレーションの形態で提供されるので,レーザーを用いた広範囲の製造装置に組み込むことができる。

この製品は,石油/ガス,農業,エネルギー,建設機械,3D積層造形,半導体製造など,コスト重視で高スループットな加工を必要とする分野などに適している。高出力半導体レーザーは,金属加工や半導体応用において,加熱炉やランプ,高周波などの従来型の熱処理技術の代替技術として注目されている。

特に,より高速な加熱のサイクルを実現し,より精密な部分的熱入れが可能な点などで優位となる。これらの特長により,高速な加工を実現しながらエネルギー消費を抑えることができる。特に,クラッディングや熱加工,ブレージングなどの金属加工に最適で,高いコストパフォーマンスを提供するとしている。

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