島津の医療用X線装置,未来技術遺産に登録

島津製作所は,同社が1918年から1936年頃まで製造していた汎用医療用X線装置「ダイアナ号」が,国立科学博物館が選定する2018年度の「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されたと発表した(ニュースリリース)。

この登録は,国立科学博物館によって2008年度から実施されているもので,「科学技術の発達史上重要な成果を示し,次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活,経済,社会,文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存を図るとともに,科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的とするもの。

同社は,レントゲン博士がX線を発見した翌年の1896年にX線写真の撮影に成功しており,1909年には国産初の医療用X線装置を開発している。「ダイアナ号」は,透視や撮影など多様な目的に対応できる装置として当時の市場に受け入れられ,”レントゲンの島津”としての地位を確立することに貢献したとしている。同社は「ダイアナ号」を,「島津製作所 創業記念資料館」において,当時の医療現場で使用された形態に近い状態で展示している。

その他関連ニュース

  • 東工大ら,結晶/液晶/液体に分類されない物質を発見 2019年01月23日
  • マツダ,ALHで経済産業大臣賞を受賞 2019年01月21日
  • 国立天文台ら,軟X線用の高速度カメラで太陽コロナを観測 2019年01月16日
  • 愛媛大ら,放射光X線で弾性波速度の測定に成功 2019年01月10日
  • OSAら,ウルトラファーストレーザーに関する賞を設立 2018年12月27日
  • 阪大ら,銅アミン酸化酵素の触媒反応の構造変化を解析 2018年12月21日
  • 東大ら,磁性超薄膜ヘテロ構造の界面磁気結合状態を解明 2018年12月20日
  • 京大 金光義彦氏,島津賞を受賞 2018年12月06日