パナ,高速追従プロジェクションマッピングを公開

パナソニックはこの7月24日,プロジェクターを用いた高速追従プロジェクションマッピングシステムを報道陣に公開した。同日,都内で行なわれた来年開催の『東京オリンピック1年前セレモニー』でこのシステムによるオープニングパフォーマンスが行なわれた(プレスリリース)。

同システムは,赤外線ライト/高速度カメラのセンサー部と,高速プロジェクターの投写部とで構成されている。高速度カメラは,赤外光が照射されたマーカを960fpsで高速撮影し,高速プロジェクター側で撮影画像からマーカの位置情報をもとに1920fpsで映像を瞬時に投写する。

高速追従プロジェクションマッピングのデモンストレーションの様子。プロジェクターの光源はレーザーだが,通常のプロジェクターとは異なり,かなり改良が加えられているという

同社によると,「現在,プロジェクションマッピングは静止物に対する投写が成熟期を迎えている。次のトレンドは動体へのマッピングになる」とし,実際に人やモノの動きに追従する演出のニーズが増加傾向にあるという。

そのため,同社ではランダムに動く対象物に合わせて映像を投影する高速追従プロジェクションマッピング技術を追求し,さらに応答速度を高めるため,PCを介さずに演算処理を可能にする技術も開発した。同技術では,対象物の位置検出から映像送り出しまでの遅延時間が0.0016秒としている。

実用化に向けては,コンテンツ開発企業とも協業。今年3月には東京オリンピック500日前イベントにおいて卓球やサッカーなどのスポーツと掛け合わせたプロジェクションマッピングのデモなどを行なった。現在,同社はコンテンツ開発企業の米国MomentFactoryと協業しており,さらに技術を昇華させることで,スポーツ分野での演出や競技支援での実用化を目指す。

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