三菱ガス化学,折率1.68のポリレンズ材を発売

三菱ガス化学は,小型カメラレンズ用樹脂としてスマートフォンのカメラレンズ等に使用されている特殊ポリカーボネート「ユピゼータ®EP」シリーズの最新グレードとして,世界最高の屈折率1.68を有するとするう「ユピゼータEP-10000」の販売を開始した(ニュースリリース)。

屈折率1.68は既存の「ユピゼータ®EP-9000」の屈折率1.67を凌ぐ材料で,薄さを維持しながらカメラ性能のさらなる高機能化を可能とする。

スマートフォンやタブレット等のカメラレンズ素材には,高屈折率(レンズの薄型化に寄与)と低複屈折性(画像の鮮明化に寄与)を兼ね備えた特性が求められるが,同社の今回の製品はこれらを高い次元で両立し,さらに成形性も兼ね備えているとしている。

その他関連ニュース

  • IDS,コンパクトなオートフォーカスカメラを開発 2024年02月05日
  • エビデント,顕微鏡用デジタルカメラを発売 2024年01月24日
  • 三菱ガス化学,レンズモノマー設備新設と販売を開始 2024年01月24日
  • 阪大ら,希少行動を撮るバイオロギングデバイス開発 2024年01月19日
  • エドモンド,防水保護のIP67等級5GigEカメラを発売 2023年12月20日
  • エドモンド,高解像力テレセントリックレンズを発売 2023年12月20日
  • Basler,短波赤外カメラに画素欠陥修正機能を追加 2023年11月24日
  • 理研,焦点距離を変えられるメタレンズを開発 2023年11月21日